針に感謝を…和歌山市・淡嶋神社

針をはしで瓶から取り出していく巫女ら=和歌山市の淡嶋神社
針をはしで瓶から取り出していく巫女ら=和歌山市の淡嶋神社

使い古した針に感謝し、裁縫の上達を祈願する伝統の神事「針祭」(針供養)が8日、和歌山市加太の淡嶋神社で行われた。

神社は、人々に裁縫を教えたとされる「少彦名命(すくなひこなのみこと)」を祭り、この神事は江戸時代中期から続くという。

県内外から納められた曲がったりさびたりした縫い針やミシン針といった約5万本の針が、瓶に詰められて本殿に並んだ。

前田智子宮司が供養や裁縫上達を祈る神事を終えると、巫女(みこ)らが針をはしで瓶から取り出し、境内の針塚に納めていった。

また神事では今年も、新型コロナウイルスの感染拡大防止なども祈願した。

前田宮司は「この神事を通じ、人生に欠かせない裁縫の大切さを知っていただければ」と話した。

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