末松信介文部科学相は8日の閣議後記者会見で、岸田文雄首相が新型コロナウイルスワクチン3回目接種の「1日100万回」目標を打ち出したことを受け、教職員に積極的な接種を促し、円滑な実施に向けて衛生関係部局などと連携するよう都道府県教育委員会などに通知したと明らかにした。
通知は7日付。コロナの急速な拡大で休校などの対応が増えているとし、希望する教職員への速やかな3回目接種の必要性を記した。末松氏は「教育活動を継続し学びを保障するために、教職員の感染を防ぐことは極めて重要だ」と述べた。
また、末松氏は大学での職場接種に関し、1月31日時点で153大学から申請があったことも発表。同省によると、早ければ2月下旬にも接種開始予定で、申請大学も順次増えていくとみられる。