福岡県保健環境研がみやま市へ ワンヘルス研究の中核に

記者会見する福岡県の服部誠太郎知事=8日、県庁
記者会見する福岡県の服部誠太郎知事=8日、県庁

福岡県は8日、感染症や地球温暖化などに関する試験・研究機関「県保健環境研究所」(同県太宰府市)を同県みやま市に移設すると発表した。移設後は人獣共通感染症対策に取り組む拠点として、県が整備を目指す「ワンヘルスセンター」の中核に位置付け、機能を拡充させる。移設時期は未定で今後、基本計画を策定し、決定する。

同研究所は、新型コロナウイルスのゲノム解析も担っている。現在の建物は昭和48年の建設で老朽化が進み、県は移設先を選定していた。

移設先は来年3月末で閉校する保健医療経営大学の跡地で、みやま市が土地と建物を県に無償譲渡する意向を示している。敷地面積は約10万平方メートルで、現在(約2万1千平方メートル)の約5倍に上る。

新たな研究所では、従来の保健衛生・環境分野に加え、ワンヘルスについて関係機関、団体との共同研究にも取り組む。同じ敷地内に「動物保健衛生所(仮称)」を設置することも視野に、将来的には全国初のワンヘルスセンターとして拠点化を目指す。

服部誠太郎知事は記者会見で「新しい研究所ではワンヘルスに関する先進的な調査研究、専門人材の育成を進めていく」と話した。

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