総務省が8日発表した令和3年の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの月平均消費支出は27万9024円で、物価変動を除く実質で前年比0・7%増となった。2年ぶりのプラスとなったが、新型コロナウイルス流行前の令和元年と比べると依然、支出水準は低いままだ。
自営業などを除いた勤労者世帯の2人以上世帯の21年の平均消費支出は実質1・5%増の30万9469円だった。
同時に発表した3年12月単月では、2人以上世帯の1世帯当たりの消費支出は31万7206円で、実質で前年同月比0・2%減となり、5カ月連続で減少した。