九州経産局、3月末に半導体人材育成へ産学官組織

「九州半導体人材育成等コンソーシアム」の発足に向けた準備会合=福岡市博多区
「九州半導体人材育成等コンソーシアム」の発足に向けた準備会合=福岡市博多区

九州経済産業局は7日、半導体産業の専門人材育成などに取り組む産学官組織の立ち上げに向けた準備会合を福岡市内で開いた。九州各県や関連企業、大学など26の企業・機関が参加し、3月末を目標に組織を発足させることを確認した。

組織の名称は「九州半導体人材育成等コンソーシアム」。熊本県菊陽町に新工場を建設する世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループによる合弁会社のほか、九州大や熊本大などが参加する。

準備会合は冒頭を除き非公開で行われ、組織発足後、当面5年間をめどに人材育成に取り組む方針が示された。人材に対する産業界のニーズを教育機関のカリキュラム開発に生かし、よりニーズにマッチした人材育成を目指す。

人材育成のほか、大手企業と優れた技術を保有する地域企業などとのマッチングによるサプライチェーン(供給網)の強化、海外企業との相互交流などにも取り組む。

また、会合ではTSMCの新工場建設に関し、現在雇用を計画している約1500人のうち、約7割を新規採用か外部調達する方針も関係者から報告された。

九州経済産業局の後藤雄三局長は「『シリコンアイランド九州』の存在感を向上させ、オールジャパンの半導体産業復活につなげていきたい」と述べた。

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