着地でまさかのミス、川村メダル逃す 女子モーグル5位

「女子モーグル 決勝3回目」 5位に終わった川村あんりのエア=6日、雲頂スキー公園(彦野公太朗撮影)
「女子モーグル 決勝3回目」 5位に終わった川村あんりのエア=6日、雲頂スキー公園(彦野公太朗撮影)

メダルがかかったフリースタイルスキー女子モーグル決勝3回目の前、川村あんり(東京・日体大桜華高)には手応えがあった。「滑るのを楽しみにしていたし、自分の中でもいい滑りができると思っていた」。前を滑った3人の点数は伸びていない。決勝1回目や2回目の点数を出せば、上回ることはできた。しかし、まさかの落とし穴があった。

第2エアの着地で乱れ、バランスを崩した。「ランディングで少し失敗してしまった。悔しい」。得点が伸びず、5位。つかみかけたメダルがするりと逃げ、涙があふれ出た。

第2エアに選んだ「コーク720」(縦1回転、横2回転)は昨夏に完成度を高めてきた大技。「自信を持って飛べるようになった」と成果を口にしていたが、最後に決めきれなかった。

10代から世界の舞台で活躍する姿が5大会連続五輪出場の上村愛子さんと重なることから、「上村愛子2世」とも呼ばれた。日本代表では、上村さんを育てたヤンネコーチに師事し、「板の使い方や呼吸の仕方だったり、今まで聞いたことのない助言が聞けた」。年々洗練されたターン技術は、大一番でも随所で見せることができた。

今季はワールドカップ(W杯)で3勝を挙げ、17歳で初めて臨んだ五輪で金メダル候補と呼ばれた。メダルを取れば、冬季五輪の日本女子最年少メダリストになれたが、偉業達成とはいかなかった。

だが4年後の次回大会でも、まだ21歳。「次の五輪までにちゃんと準備して、次こそは金メダルをとりたい」。強い気持ちがあれば、表彰台の頂点に立てるはずだ。(小川寛太)

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