外来患者の入院は「中等症Ⅱ」以上を優先 大阪府

記者団の取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=7日午後、大阪府庁
記者団の取材に応じる大阪府の吉村洋文知事=7日午後、大阪府庁

大阪府の吉村洋文知事は7日、新型コロナウイルス患者について府の入院調整部署を介さずに発熱外来などから直接入院する場合、酸素吸入を要する「中等症Ⅱ」以上を優先的に入院させる方針を明らかにした。病床が逼迫(ひっぱく)する中、より症状が重い患者の治療を確実に進めるのが狙いで、5日付で府内のコロナ受け入れ医療機関に通知した。

府内の新型コロナ患者の入院先は原則、診察した医師が発生届を出し、保健所を介して入院フォローアップセンター(FC)が調整した上で決まる。

ただ感染「第6波」ではオミクロン株の急拡大に伴い、感染者が急増。今月7日の全体の病床使用率は90・4%と9割を超えた。

コロナ受け入れ病院では、早期治療で重症化を防ぐため、発熱外来で陽性と判明すれば保健所や入院FCを介さずに医師の判断でそのまま入院させるケースが増えている。吉村氏によると、発熱外来から直接入院する事例は、入院FCが関わる場合の1・5倍程度になっているという。

府は、発熱外来からの入院対象者を「中等症Ⅱ」以上とする一方、入院FCが決定する際の入院基準は1月に定めた内容を維持。肺炎症状がある「中等症Ⅰ」以上のほか、65歳以上や重症化リスクがある軽症患者を対象としている。

吉村氏は、医療機関ごとに発熱外来の患者を入院させる基準が「バラバラだ」と指摘。「限られた病床で感染者も多い。優先度の高い方から入っていただく必要がある」と強調した。

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