福岡県、中等・重症730人超で緊急事態要請 

緊急事態宣言の要請基準などを決めた福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁
緊急事態宣言の要請基準などを決めた福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議=県庁

福岡県は7日、新型コロナウイルスの対策本部会議を県庁で開き、変異株「オミクロン株」の感染拡大に対応した緊急事態宣言の要請基準を新たに定めた。新規感染者数が直近7日間の1日平均で増加傾向が続き、重症・中等症患者が730人を上回ることが見込まれる場合、政府に宣言発令を要請することとした。

県によると、オミクロン株は重症化リスクが低いとされる一方、爆発的に感染者が増加していることから酸素投与を必要とする中等症患者も増加傾向にある。医療逼迫(ひっぱく)を防ぐためにも、軽症に比べて入院が長引く重症・中等症患者の数を重視することにした。

6日現在、県内の重症患者は11人、中等症患者は382人で計393人。これまで県が確保している病床に占める重症・中等症患者の割合が最も高かったのは、昨年4~6月にかけての第4波のときで約47%に上った。

これを現在の確保病床数(1558床)に当てはめると約732人となり、それ以上増えると医療逼迫につながると判断した。

服部誠太郎知事は県内の感染状況について「ピークアウトといえる状況にない。感染者の増加に伴って重症、中等症も増えている。まさに正念場だ」と述べた。

また、20日までを期限に県内全域に適用されている蔓延(まんえん)防止等重点措置については「延長の可否を見通せるような状況ではない。今後の状況を見定める必要がある」と述べるにとどめた。

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