北京五輪第4日の7日、フィギュアスケート団体アイスダンスのフリーで小松原美、小松原尊組が演じたのは日本の芸者を描いた映画「SAYURI」。夫婦の2人は俳優で歌手の夏木マリさんが日本語でナレーションする異色の演目を情感を込めて滑った。
日本の初の表彰台が確定して迎えた出番。小松原美が「自分たちがやれるベストを尽くす」と強い思いで臨み、ダイナミックなリフトなどで見せ場をつくった。
パートナーを求め、小松原美はイタリア代表、米国出身の小松原尊は韓国代表やノルウェー代表として活動していた時期もある。苦労人同士がようやくたどりついた晴れ舞台で精いっぱいの舞を披露した。(共同)