カミラ夫人を将来「王妃」に 英女王が異例の要望

【ロンドン=板東和正】エリザベス英女王は5日、即位70年を前に発表した国民向けの声明で、王位継承順位1位のチャールズ皇太子(73)が将来、国王に即位する際、カミラ夫人(74)に「王妃」の称号を与えたいとの考えを示した。女王が王族の将来の称号について言及するのは異例という。

英国民に根強い人気がある故ダイアナ元皇太子妃と皇太子の離婚原因が、皇太子とカミラ夫人の不倫にあったと指摘される中、国民が女王の意向に反発する可能性もある。

女王は声明で「皇太子が国王になるときが来たら、カミラ夫人が王妃として知られるようになることを心から願う」と言及した。

皇太子はダイアナ元皇太子妃と1996年に離婚し、カミラ夫人と2005年に再婚。カミラ夫人は当時、2人の結婚を破綻させた張本人として国民の反感を買った。

そのため、カミラ夫人の称号は皇太子との再婚時も問題になった。カミラ夫人は現在、皇太子妃を意味する称号「プリンセス・オブ・ウェールズ」を使用していない。

米CNNテレビによると、皇太子や元妃の長男、ウィリアム王子らもカミラ夫人の「王妃」の称号に同意し、国民の理解を得られるとの判断に至ったとみられる。

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