「経済安保法制加速を」 首相が閣僚に指示

経済安全保障推進会議で発言する岸田文雄首相=4日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
経済安全保障推進会議で発言する岸田文雄首相=4日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府は4日、岸田文雄首相を議長とする経済安全保障推進会議の会合を官邸で開いた。首相は経済安保推進法案の今国会への提出に向け、有識者会議の提言を踏まえて早急に法案をとりまとめるよう指示した。経済や技術分野で米中の覇権争いが激化する中、戦略物資や先端技術の保全・育成を国家戦略として推し進める狙いがある。

首相は会合で「各省が連携する体制を新たに整備した上で、国民の生活や経済活動を支える重要な産業が直面するリスクの総点検と評価、そして脆弱(ぜいじゃく)性を克服する対応を進めてほしい」と述べた。

有識者会議の提言は、法案の方向性として、サプライチェーン(供給網)の強靱(きょうじん)化▽基幹インフラの信頼性確保▽重要技術研究の官民協力▽特許出願の非公開化-の4テーマを示した。その上で、「新規立法措置を速やかに具体化し、成立を図ることを強く求めたい」などとした。

経済安保推進会議は松野博一官房長官と小林鷹之経済安保担当相が副議長で、会合には萩生田光一経済産業相、鈴木俊一財務相ら関係閣僚が出席した。

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