国家体育場(通称「鳥の巣」)で行われている北京冬季五輪の開会式で、日本選手団の入場が4日午後9時20過ぎに始まった。旗手のノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(33)とスピードスケート女子の郷亜里砂(34)を先頭に、選手たちらが赤の上着と白のズボン姿で行進。観客席は空席もあったが、選手らは笑顔で手を大きく振った。
日本の入場は、今大会参加する91カ国・地域のうち10番目。今大会は観戦チケットの一般販売は行われず、開会式の観客も関係者や招待客などに限られた。各国の入場行進では、選手同士との距離を置き、国と国との間隔も大きくとって行われた。