サンリオがテレビアニメ「おねがいマイメロディ」シリーズに登場する毒舌キャラクター「ママ」の「名言」を使ったグッズの発売中止を発表した。商品に印刷された「女の敵は、いつだって女なのよ」といった表現がジェンダーバイアス(性的偏見)を助長するという、ツイッター上などの批判を受けてのこととされている。
企業が、自社製品に差別的な意味があると指摘されるか、指摘を予測して発売を中止するという現象は、これまでもしばしばみられた。たとえば、2019年には、花王が働き方改革や家事分担について提唱する「#Be WHITE」プロジェクトを休止し、関連サイトの閉鎖を発表した。花王側は社内で人種差別に当たると指摘を受けたためと説明しており、この場合は、自主規制だったのかもしれない。