北京冬季五輪は4日、国家体育場(通称「鳥の巣」)で開会式が始まった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界各地で依然として猛威をふるう中、17日間の戦いが幕を開けた。
大会は91の国・地域が参加し、日本選手団は海外の冬季五輪で過去最多となる124選手が出場予定。4日はフィギュアスケートの団体が始まり、日本は男子ショートプログラム(SP)で宇野昌磨(トヨタ自動車)が2位につけ、アイスダンス・リズムダンスの小松原美里、小松原尊組(倉敷FSC)、ペアSPの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が演技を終えて4位につけた。
第2日の5日からは競技が本格化。ノルディックスキー・ジャンプの女子個人ノーマルヒルでは、前回大会で銅メダルの高梨沙羅(クラレ)が表彰台を目指す。また、スピードスケート女子で5種目に挑戦する高木美帆(日体大職)が最初の3000メートルに臨む。
今大会で日本選手団は、金4個を含む史上最多の13個のメダルを獲得した前回平昌大会を上回る成績を目標に掲げている。フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)の3連覇への挑戦が注目される一方、スノーボード男子ハーフパイプでは平野歩夢(TOKIOインカラミ)、戸塚優斗(ヨネックス)にもメダルの期待がかかる。