高梨が3回中トップ2回 ジャンプ公式練習で「金」へ好感触

ノルディックスキー・ジャンプの公式練習が3日、張家口の国家ジャンプセンターのノーマルヒル(ヒルサイズ=HS106メートル)で初めて行われ、女子で金メダルに挑む高梨沙羅(クラレ)が3回の飛躍でトップの得点を2回マークし、「1回目でイメージがうまく合い、いいスタートを切れた」と本番の台に好感触を口にした。

風が強く不安定な条件の中、平昌五輪銅メダルの高梨は全て100メートル以上の大ジャンプをそろえ、仕上がりの良さを示した。ライバルのマリタ・クラマー(オーストリア)が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、直前に欠場が決まったことには「寂しい。一緒に戦いたかった気持ちはすごくある」と語った。

伊藤有希(土屋ホーム)も3回目に3位となるなど、上々のジャンプを披露。勢藤優花(北海道ハイテクAC)岩渕香里(北野建設)も台の感触を確かめた。

男子で金メダル有力候補の小林陵侑(土屋ホーム)は3回飛び、100メートルを飛んだ2回目の5位が最高。「ビデオを見直す。大きいジャンプをしたい」と話した。佐藤幸椰、小林潤志郎、伊東大貴(いずれも雪印メグミルク)、中村直幹(フライングラボラトリー)も調整した。(共同)

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