女子モーグル、急成長の川村あんり 最年少金メダルへ

<フリースタイルスキー 女子モーグル予選>滑走する川村あんり=3日、雲頂スキー公園(彦野公太朗撮影)
<フリースタイルスキー 女子モーグル予選>滑走する川村あんり=3日、雲頂スキー公園(彦野公太朗撮影)

北京冬季五輪は3日、フリースタイルスキー・モーグルの予選1回目を行い、女子は今季ワールドカップ(W杯)で初優勝を含む3勝を挙げ、種目別トップの川村あんり(東京・日体大桜華高)が76・36点の5位で6日の決勝に進んだ。

「モーグルを始めたころから憧れの舞台」という初めての五輪。スタートを前に川村の表情にはわずかに緊張感がにじんだ。持ち味の美しいターンを披露し、予選を1回目で突破。目標の金メダルへ前進した。

第1エアで失敗したが、動揺せずまとめきった。金メダルを争うラフォンやアンソニーとの点差は、エアでついた差で、ターン点やタイム点はほとんど差はない。「ちょっとプランにない滑りになってしまったが、それなりにまとめて降りてこられたので良かったと思う」と振り返った。

高校2年生の17歳は、飛躍の時を迎えている。昨季はW杯個人総合2位。昨年12月に初優勝するなど今季はW杯で3勝した。自らの滑りに自信を持ち、「体から板まで、全部思っているように動く感じ」。口ぶりに調子の良さをにじませてきた。

成長速度は周囲も驚くほど。4歳から所属した新潟県湯沢町のスキークラブでは、小学校高学年になると日本代表クラスの男子選手でも苦しむ難コースや厳しい練習量を一緒にこなし、「モーグルの基本的な部分はすごく教えてもらった」。同じクラブでともに練習した原大智は「まさか一緒に出るとは思わなかった」。異例のスピードで大舞台に立った。

6日の決勝でメダルを獲得すれば、冬季五輪史上で日本女子最年少メダリストになる可能性があり、頂点に立てば、日本最年少金メダリストになる可能性もある。大一番へ、「エアの完成度を上げる」と川村。ニューヒロインは一気に頂点まで駆け上がる。(小川寛太)

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