国際オリンピック委員会(IOC)は3日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長に、女性のスポーツ参加に貢献した関係者や団体に贈られる「女性スポーツ賞」で最高位となる世界賞を授与した。組織委の女性理事の割合を約4割に引き上げるなど、ジェンダー平等の取り組みを進めたことが評価された。組織委によると、世界賞を日本人が受賞するのは初めて。
3日のIOC総会でトロフィーを授与された橋本氏は報道陣の取材に「身に余る光栄。スポーツは社会におけるジェンダー平等を推進する強い力がある。本日の受賞を自らの力にして今後も国内外で女性とスポーツの諸課題に取り組みたい」と語った。(共同)