北京冬季五輪の聖火リレー2日目は、北京市北部にある万里の長城の観光スポット「八達嶺」を3日午前に出発した。中国を象徴する勇壮な世界遺産の中をランナーが駆け抜け、4日の開会式に向けムードを盛り上げる。
八達嶺の広場から長城の石段などをたどる約1・5キロの行程を香港の映画スター、ジャッキー・チェンさんら約40人の走者がつないだ。
新型コロナウイルス対策で走行区間周辺は閉鎖され、観光客や一般市民は立ち入れない。八達嶺は2008年の北京夏季五輪でも聖火リレーの舞台となり、テロ警戒のため一般市民をシャットアウト。2回続けて事実上の「ゼロ観客」状態だ。
参加者らはワクチン接種とPCR検査が義務付けられ、報道陣は北京市中心部から当局手配のバスで現場に向かう厳格な措置が取られた。(共同)