慶長奥州津波は東日本大震災級か 岩手調査で判明

岩手県野田村で津波の痕跡を調査する石沢尭史東北大助教=2014年7月(同大研究チーム提供)
岩手県野田村で津波の痕跡を調査する石沢尭史東北大助教=2014年7月(同大研究チーム提供)

江戸時代初期の1611年に起きた慶長奥州(三陸)津波が、マグニチュード(M)9の超巨大地震だった平成23年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の津波に匹敵するとの研究成果を、石沢尭史東北大助教(地質学)らの研究チームが3日、発表した。岩手県内での調査に基づく内容。この津波や原因となった地震の規模については諸説あり、よく分かっていない。

巨大地震による津波は不規則に発生したとみられ、直近400年では何度も起きていた。

チームは、津波が運んだ砂などが地下に残っていないかどうか岩手県野田村で調査。海岸から約800メートル離れ、標高も高い地点でも痕跡が見つかり、東日本大震災級の規模だったと判断した。

微量の放射性炭素を測定して地層が積もった年代を連続的に推定した結果、この痕跡は慶長奥州津波のものとされた。

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