香川・豊島で遮水壁撤去工事始まる 産廃処理最終段階

香川県土庄町の豊島
香川県土庄町の豊島

国内最大級の産業廃棄物が不法投棄された瀬戸内海の豊島(香川県土庄町)で1日、地下水の海洋流出を防ぐ遮水壁の引き抜き工事が始まった。約2カ月かけて工事を完了する計画だ。産廃は既に撤去・無害化されており、約20年に及ぶ県の産廃処理事業は最終段階を迎えた。

産廃投棄は兵庫県警が平成2年に摘発するまで長年続き、自動車を破砕した後の有害廃棄物「シュレッダーダスト」などが持ち込まれた。

住民との公害調停を経て県は15年に本格的な処理を開始。ごみと汚染土壌計91万3千トンの撤去が終わり、汚染された地下水は浄化作業によって排水基準を満たすことが確認された。遮水壁の鋼矢板は約1100枚あり、垂直方向の長さは2・5~18メートル。県が13年と27~28年に埋設した。

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