新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンライン上で開かれた日本教職員組合(日教組)の第71次教育研究全国集会(教研集会)は30日、閉幕した。最終日もテーマごとの分科会が行われ、国際連帯・多文化共生教育についてのリポートでは、韓国の歴史観を一方的に植え付けるような指導のバランス感覚が問われる授業実践例が報告された。
「支配された国の民衆だったら」
静岡県の小学教員は平成30年から3年間、韓国の日本人学校に赴任した体験を報告。「過去の歴史を大切にする韓国人」と「歴史に弱い日本の若者」という構図によって組み立てた授業実践例を発表した。