任期満了に伴う岸和田市長選は30日投開票され、大阪維新の会現職の永野耕平氏(43)が、元養護学校教諭の山田英子(えいこ)氏(73)=共産推薦、団体役員の野口徹氏(72)の無所属新人2人を破り、再選を果たした。投票率は28・27%(前回31・43%)。当日有権者数は15万7832人。
選挙戦では、市が計画する小・中学校や市立幼稚園・保育所の再編、税収増に向けた成長のあり方などが争点となった。
永野氏は「子供の数が減り十分な学びの場を提供できず、学校再編は必要」と主張。「大阪が成長していく潮流に乗る」として、2025年大阪・関西万博、大阪湾で建設が計画される統合型リゾート施設(IR)との連携を唱えた。
山田氏は「市民の声をよく聞く市政を実現したい」、野口氏は「市内にテーマパークを誘致する」と訴えたが及ばなかった。