ウクライナ情勢で31日に国連安保理会合 生中継も

国連本部=米ニューヨーク
国連本部=米ニューヨーク

【ニューヨーク=平田雄介】国連安全保障理事会は31日、ウクライナ情勢に関する会合を開く予定となった。安保理議長でもあるノルウェーのユール国連大使が28日、記者団に明らかにした。会合を要請した米国はインターネットで生中継される公開での開催を計画している。英国やフランスなど同盟国とともにロシアを非難し、ロシアの立場は理解を得られないと世論に印象づける狙いがある。

安保理の消息筋によると、公開での開催に関しては「多くの国がロシアを非難し、かえって緊張が高まる」との慎重意見も出ている。ロシアは会合を妨害するための手続き投票の請求を検討しているという。

他方、米国は数週間かけて根回しを進めており、理事国15カ国のうち9カ国以上の同意が必要となる公開会合の開催に自信があるようだ。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は28日、記者団に「31日の会合を楽しみにしている」と語った。大使は、ロシアがウクライナとの国境周辺で10万人を超える部隊が展開していることなどを「平和と安全に対する明白な脅威だ」と批判している。

これに対し、ロシア国連代表部のポリアンスキー大使は28日、「根拠のない主張だ」と反発。公開会合の招集要請を「米国の宣伝行為だ。他の理事国は支持しないだろう」と非難した。

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