国政進出を目指す東京都議会の地域政党「都民ファーストの会」は29日、国政選や地方選での候補者を育成する「ファースト政経塾」を開講し、第1回の講義をオンライン形式で行った。講師を務めた都民ファ特別顧問の小池百合子知事は「日本と東京が大きく改革され、持続可能な成長を続ける。それを担う人材が出てくればいいなと思っている」とあいさつした。
首都圏を中心に20~70代の男女113人が入塾。5月までに月1回ペースで計5回の実施を予定している。
都民ファは国政進出に向け、昨年10月に新党「ファーストの会」を設立。今夏の参院選を見据え、国民民主党と選挙協力をめぐる協議を進めている。都民ファの伊藤悠代表代行は報道陣の取材に、「政経塾を通じて参院選に出たいという方が現れるということは当初から期待していたところ」と述べた。