インフラ西部の遊説先で老朽橋が崩落、バイデン氏「全部直す」

ピッツバーグの橋崩落現場で報道対応するバイデン米大統領(中央)=28日(ロイター)
ピッツバーグの橋崩落現場で報道対応するバイデン米大統領(中央)=28日(ロイター)

バイデン米大統領が28日、看板政策のインフラ投資法をアピールする遊説のために訪問した東部ペンシルベニア州ピッツバーグで橋が崩落した。現場を視察したバイデン氏は「長年インフラ整備がこれほど遅れていたとは、あきれるばかりだ」と嘆き、老朽化した橋は「全部直す」とインフラ投資法の必要性を強調した。

米メディアによると、崩落で死者は出なかったが、バスが動けなくなり、救助隊員らが車内から乗客らを救出した。

バイデン氏は19日の記者会見で、11月の中間選挙をにらみ、政権の成果を重要州で説明して回る意向を表明しており、この日のピッツバーグ訪問は第1弾となった。昨年11月に成立したインフラ投資法は総額1兆ドル(約115兆円)規模で、バイデン政権の主要な成果となっている。(共同)

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