岸信夫防衛相は28日、北朝鮮が27日に発射した飛翔(ひしょう)体について、2発の弾道ミサイルだったと推定していることを明らかにした。政府は北京の大使館ルートを通じて抗議した。
岸氏によると、北朝鮮は27日午前8時ごろ、東部から弾道ミサイル2発を発射したと推定。詳細分析中だが、極めて低い高度で短距離を飛翔した。令和元年5月などに発射した「短距離弾道ミサイルA」と外形上の類似点がある固体燃料推進方式とみている。
一方、北朝鮮側は28日、27日に発射したのは「地対地戦術誘導弾(ミサイル)」だったと表明した。韓国軍は飛行距離約190キロ、最高高度約20キロと推定している。