北朝鮮、前日ミサイルは「KN23」か 2種発射を同時発表、脅威強調

北朝鮮の短距離弾道ミサイル「KN23」。朝鮮中央通信が2019年5月に配信した(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮の短距離弾道ミサイル「KN23」。朝鮮中央通信が2019年5月に配信した(朝鮮中央通信=共同)

朝鮮中央通信は28日、27日に「地対地戦術誘導弾」の発射実験を実施し、発射された2発が設定目標の島に命中したと報じた。公開された写真から、今月14日などにも発射が確認された新型短距離弾道ミサイル「KN23」の改良型とみられる。韓国軍は27日、北朝鮮が東部咸興(ハムフン)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射したと発表していた。

朝鮮中央通信はまた、25日に発射が確認されていた巡航ミサイルについても初めて言及。日本海上の設定軌道に沿って「9137秒」(約2時間半)飛行し、1800キロ地点の目標の島に命中したとした。異なる2種のミサイル発射実験の成功を同時に伝え、脅威を強調する狙いがうかがわれる。

金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の発射実験の現地視察は伝えられていない。一方、朝鮮中央通信は28日、正恩氏が「重要武器体系を生産している軍需工場」の現地指導を行ったと報じた。日時などは不明。

北朝鮮によるミサイル挑発は、27日の発射で今年に入り6回目だった。5~17日にも「極超音速ミサイル」と称する兵器を含む弾道ミサイルを4回発射している。(ソウル 時吉達也)

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