北朝鮮メディアは28日、同国国防科学院が25日に長距離巡航ミサイル2発の発射実験を行い、1800キロ先の目標に命中したと伝えた。27日には「地対地戦術誘導弾(ミサイル)」2発の発射実験を行ったことも報道。いずれも成功だったとし、ミサイルが島に着弾する場面だとする写真を公開した。また金正恩朝鮮労働党総書記が軍需工場を現地指導したと報じた。日時や場所は伝えていない。(共同)
北朝鮮のミサイル発射は今年に入り計6回。金正恩氏の軍需工場訪問も公開したのは多様な兵器開発を誇示し、米国との対決姿勢を強調する狙いもあるとみられる。
朝鮮中央通信によると、25日の発射では、日本海上空に設けた軌道に沿い約2時間半、飛行したとしている。
27日の発射は公開された写真から、変則軌道の短距離弾道ミサイル「KN23」か改良型とみられる。北朝鮮メディアは、通常弾頭の爆発威力が実証されたとしている。