宮城・村井知事、蔓延防止要請せず「大きな効果なし」

蔓延防止等重点措置の効果に否定的な考えを示す宮城県の村井嘉浩知事=28日午後、県庁(奥原慎平撮影)
蔓延防止等重点措置の効果に否定的な考えを示す宮城県の村井嘉浩知事=28日午後、県庁(奥原慎平撮影)

宮城県の村井嘉浩知事は28日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染急増に対応する「蔓延(まんえん)防止等重点措置」について「飲食店を狙い撃ちする対策をとっても大きな効果は得られない」と述べ、当面は政府に適用を要請しない考えを示した。

県庁で記者団に語った。宮城県内では27日に497人の新型コロナの感染者が新たに確認され、3日連続で過去最多を更新した。ただ、県内で今月6~25日に確認された計35件のクラスター(感染者集団)のうち、飲食店は2件にとどまっている。

宮城県が昨年3月に飲食店に要請した営業時間短縮の効果は限定的だったといい、村井知事は「(今回)蔓延防止措置を適用した都道府県の事例をみても効果が出ているところはない」と指摘し、蔓延防止措置の効果に否定的な考えを強調した。

蔓延防止措置をめぐっては仙台市の郡和子市長が26日、村井知事に政府に適用を要請するよう申し入れた。これに対し、村井知事はワクチンの迅速接種を優先したいとの考えを27日に郡市長に伝えたという。

村井知事は、県の対策本部会議を近日中に開いて「(感染者が増えている)学校や保育所、職場に対し、どのようなことを要請すればいいか取りまとめる」と語った。

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