東京都で来週2万人超も 新型コロナ新規感染者

モニタリング会議後、取材に応じる東京都の小池百合子知事=27日午後、都庁
モニタリング会議後、取材に応じる東京都の小池百合子知事=27日午後、都庁

新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議が27日開かれ、現在の増加ペースが続いた場合、2月3日には1日当たりの感染者が2万4千人を超えるとの試算が示された。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は、誰もが濃厚接触者になる可能性があるとし、「生活を維持するため生活必需品の準備が必要だ」と述べた。

7日間平均の新規感染者数は26日時点で1万467人。1万人を超え、前週19日時点の4555人から2倍以上に増えたほか、直近のオミクロン株の割合は99・1%に上った。こうした状況を受け、4段階の警戒度は最も高い「大規模な感染拡大が継続している」に据え置いた。

26日時点で3千人の入院患者数は、2月3日に6235人に増えるとの試算も公表。都は現在の確保病床6189床を早期に6919床まで引き上げる。通常医療の逼迫(ひっぱく)が懸念され、救急搬送困難事例は過去最多ペースで推移している。

また、病床使用率は40%を上回り、小池百合子知事が緊急事態宣言の要請を検討する水準としていた50%に近づきつつある。一方この日の会議では、入院患者のうち中等症以上の割合が15%に止まるとのデータも紹介された。昨年8月の感染「第5波」の際には70%に達しており、重症化しにくい傾向がより鮮明になった。

小池氏は緊急事態宣言の政府への要請について「軽症や無症状の割合が(感染第5波と)圧倒的に違う。専門家と意見を交換しながら、宿泊療養を含む全体の医療提供体制や、社会全体がどう動くのかというこれまでにない判断も必要になるので、総合的に検討したい」と述べた。

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