囲碁の「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)の挑戦者決定戦が27日午前10時、大阪市中央区の関西棋院で始まった。第55期以来の五番勝負進出を目指す余正麒(よ・せいき)八段(26)と、初の七大タイトル挑戦がかかる佐田篤史七段(26)の対戦。同日夜までに決着する見込み。勝者は3月上旬開幕の五番勝負で、許家元(きょ・かげん)十段(24)と戦う。
2人とも関西棋院所属。佐田七段はプロ10年目の昨年、43勝19敗で所属棋士のなかで最多勝・最多対局。42勝17敗の余八段がそれに続く2位で、勝率・712は1位だった。入段13年目の余八段は平成29年から「関西棋院第一位決定戦」を5連覇している。対戦成績は余八段の7勝、佐田七段は4勝。
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「大和ハウス杯 第60期十段戦」挑戦者決定戦の棋譜進行を中継しています。
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