上野女流棋聖が防衛、女流棋聖通算4期

上野愛咲美女流棋聖
上野愛咲美女流棋聖

囲碁の第25期女流棋聖戦三番勝負(日本棋院主催)の第2局が27日、東京都千代田区で行われ、上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)が227手までで、鈴木歩七段(38)に白番5目半勝ちし、シリーズ2連勝で防衛した。通算4期となった上野女流棋聖は「終盤の勉強をしてきた成果が出た。他の棋戦でも勝てるよう頑張りたい」と話した。

3期連続同じ顔合わせとなった三番勝負。予選トーナメントを勝ち上がり挑戦権を獲得した鈴木だが、第23期以来の奪還を逃した。

昨年2月に女流棋聖に返り咲いた上野は、10月に男女混合の新人王戦で準優勝、11月の若鯉戦では、前年の藤沢里菜女流本因坊に続く女性棋士の優勝を果たした。54勝25敗の年間成績は約470人いる囲碁棋士のなかで最多勝・最多対局。女性棋士が記録部門で1位になるのは史上初の偉業だった。

持ち時間が短い早碁を得意とする上野女流棋聖。初手から1手30秒以内に打つ(1分の考慮時間10回付き)女流棋聖戦の三番勝負には5期連続登場で、相性の良さを発揮した。

今月は地元で行われた成人式に出席したという。「(昨年司会進行を務めた)NHKの囲碁フォーカスを見てくれていた友人も多くいて、励みになった」という上野女流棋聖。「昨年取れなかった新人王戦でリベンジしたいし、若鯉戦は連覇したいし、国際棋戦も勝ちたい」と意欲的な目標を掲げていた。

会員限定記事会員サービス詳細