北朝鮮が25日に巡航ミサイルを発射したと韓国軍がみていることをめぐり、北朝鮮メディアは26日朝の報道で発射に触れなかった。北朝鮮は昨年9月、「新型長距離巡航ミサイル」の発射実験を2日続けて行ったと、2日目の発射の翌日に国営メディアで公表したことがあり、今回も発射を続ける可能性があるとみられる。
韓国軍関係者は25日、北朝鮮が同日午前に巡航ミサイルを2発発射したと推定されるとし、飛行区間の相当部分は北朝鮮の内陸部だとの見方を明らかにしていた。日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されていない。
北朝鮮メディアは昨年9月13日、同国の国防科学院が同11、12両日に新型長距離巡航ミサイルの発射実験に成功したと報じていた。
北朝鮮では、国営の朝鮮中央放送(ラジオ)の午前6時(日本時間同)の定時ニュースや同時間帯の朝鮮中央通信の配信で前日のミサイル発射を報じるケースが多い。