オミクロン株 2回接種効果88→52%に 長崎大解析

新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)
新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

長崎大などの研究チームは26日、新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した人の今年1月の発症予防効果が、暫定値で51・7%だったとする解析結果を発表した。昨年7~9月のデルタ株流行期の88・7%から大きく低下した。オミクロン株への置き換わりや接種後の時間経過が影響していると考えられるという。

会見した長崎大の森本浩之輔教授は「オミクロン株流行期でも一定のワクチン効果が見込めるが、デルタ株流行期や接種直後と比べると低下している。ワクチンを接種していても油断せずに感染対策を続けてほしい」と話した。

調査は、オミクロン株の感染が急拡大した今年1月1~21日に、東京や愛知など都市部の5医療機関を対象に実施。感染の疑いがあり、検査を受けた16~64歳の417人についてワクチン接種歴などをもとに解析を行った。陽性者は116人でほとんどがオミクロン株の感染者とみられるという。

解析の結果、未接種者と比較した場合、ファイザー製やモデルナ製のワクチンを2回接種した人の発症予防効果は51・7%で、研究チームがデルタ株流行期に同じ手法で解析した88・7%から37ポイント低下していた。

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