日本電産、EVモーター3千億円投資 半導体内製化も

日本電産のオンラインでの決算説明会に出席した永守重信会長=26日午後
日本電産のオンラインでの決算説明会に出席した永守重信会長=26日午後

日本電産の永守重信会長は26日、オンラインで開いた令和3年4~12月期連結決算の説明会で、電気自動車(EV)向けモーターシステムについて「3年間で3千億円を投じて生産能力を増強する」と明らかにした。さらに半導体の内製化に言及し、「世界一を狙うには部品の供給問題が起きない体制をつくらないといけない」と述べた。

同社の発表によると、EV向けモーターシステム「イーアクスル」の販売台数が昨年下半期から急激に増加し、来期の受注は70万台を超えているという。永守会長は「たくさんの引き合いがあり、さらなる製造拠点を新設していく」と話した。第2世代の開発も完了しており、来年から投入を開始し、事業の黒字化を達成する見込み。

一方、半導体不足と材料費の高騰が当初予定より収益を圧迫したことについて、永守会長は「(取引先に)製品の値上げをお願いしたが、材料費の関係でまだ90億円ぐらいのマイナスがある」と説明し、「今回の業績には満足していない」と語気を強めた。また、ロボット市場に関して「主要な部品はすべてそろった。(ロボットは)兆円単位のマーケットになっていく」と述べ、今後注力していくとした。

3年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比18・8%増の1兆4072億円となり、4~12月期としては過去最高を更新。最終利益も20・1%増の1004億円と大きく伸びた。

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