世界の新型コロナ感染者、4週連続で過去最多 拡大止まらず

スイスのジュネーブにあるWHO本部(共同)
スイスのジュネーブにあるWHO本部(共同)

世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染者の速報値で、世界全体で17日からの1週間の感染者数が2136万人となり、過去最多を4週連続で更新したことが24日、分かった。増加率は鈍化傾向にあるものの、世界全体で見ると新変異株のオミクロン株による爆発的な流行拡大が依然として続いていることが示された。

オミクロン株は重症化率が低いとされているが、週間死者数も3週連続で増加が続き、5万人近くに上っている。

感染の急拡大は重症者の増加、さらに、それに伴う医療機関の逼迫から死者数増につながるとして、WHOは感染拡大防止策の徹底継続を呼び掛けている。

17日からの週間感染者数は、地域別ではWHO欧州地域事務局管内(旧ソ連諸国やトルコを含む)が1千万人超で最多。南北米大陸が約735万人で続き、両地域で大半を占めている。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細