浪速風

そろそろ西の「楠公さん」も

大河ドラマ「楠公さん」を求める飲料水の自動販売機があるのをご存じだろうか。鎌倉時代末から建武の新政時にかけて活躍した武将・楠木正成を主人公に、と願う全国66自治体がつくるドラマ誘致協議会が設置を進めているもので、昨年末に9台目が奈良県平群(へぐり)町にお目見えした

▶この協議会の発足は平成30(2018)年4月17日。地元の歴史上人物として正成を顕彰し、ゆかりの地の日本遺産認定をめざしていた大阪府河内長野市が方針転換。ゆかりの自治体に参加を呼びかけ続けたところ、その数は66にも膨らんだ。東は東京都千代田区、西は熊本県菊池市まで広範囲に及ぶ

▶NHKへの陳情活動も活発で、今月20日には大阪府内の6人の市長、町長、村長が大阪放送局長に面会した。近年、歴史回帰が顕著な大河ドラマだが、このところ「青天を衝(つ)け」「鎌倉殿の13人」「どうする家康」と東の主人公が続く。そろそろ西の「楠公さん」もよいのではないか。

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