囲碁の井山裕太五冠、11年連続賞金王

11年連続で日本棋院の賞金ランキング1位になった井山裕太五冠
11年連続で日本棋院の賞金ランキング1位になった井山裕太五冠

囲碁の日本棋院に所属する棋士の令和3年賞金ランキングが24日発表され、棋聖、名人、本因坊を防衛し王座、碁聖を奪取した井山裕太五冠(32)が対局料を含め1億3384万円で11年連続1位になった。前年より約500万円上積みし、1億円の大台超えは10年連続。

タイトル戦に複数回出場した一力遼九段(24)と芝野虎丸九段(22)が前年と変わらず2、3位。十段のほか阿含・桐山杯を制した許家元十段(24)は3742万円で前年の7位から4位に上げた。女流4タイトルを保持する藤沢里菜女流本因坊(23)が3199万円で5年連続女性1位、全体でも5位に入った。女性初の最多勝となり、男女混合の若鯉戦で優勝した上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(20)が2350万円で6位になった。上位10人は以下の通り。

(1)井山裕太五冠

1億3384万9290円

(2)一力遼九段

4428万5702円

(3)芝野虎丸九段

4113万9960円

(4)許家元十段

3742万2211円

(5)藤沢里菜女流本因坊

3199万3482円

(6)上野愛咲美女流棋聖

2350万9352円

(7)河野臨九段

2078万4000円

(8)関航太郎天元

1782万4300円

(9)羽根直樹九段

1360万9000円

(10)本木克弥八段

1128万5600円


※令和3年1月1日~12月31日。海外棋戦を含む賞金と対局料の合計

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