日本固有の領土である竹島(島根県隠岐の島町)をめぐり、県が条例で定めた2月22日の「竹島の日」に合わせ、松江市の竹島資料室で、記念特別展示「日韓の主張から考える竹島問題」が開かれている。竹島を自国の領土だとし、不法占拠を続ける韓国の独自の論拠と、それに対する日本側の反論がパネルで紹介されている。研究者や県の担当者は「竹島をめぐる両国の主張は平行線をたどっている。韓国側の主張の内容を知ることで、日本側のきちんとした反論と、今後の対話につながる知識につなげてほしい」と話している。
竹島の日に合わせ
2月22日は、明治38年1月に政府が竹島の島根県への編入を閣議決定したことを受け、竹島を県の所管とする県告示が出された日で、県は平成17年にこの日を条例で「竹島の日」と定めた。以降、毎年記念式典が開かれている。