「ヒットラー」投稿の菅直人氏に維新・吉村氏も非難 「とんでもない発言」

菅直人衆院議員のツイッターの発信を巡り、記者団の質問に答える日本維新の会の吉村洋文副代表=24日午後、大阪府庁
菅直人衆院議員のツイッターの発信を巡り、記者団の質問に答える日本維新の会の吉村洋文副代表=24日午後、大阪府庁

日本維新の会の吉村洋文副代表(大阪府知事)は24日、立憲民主党の菅直人元首相が自身のツイッターで維新創設者の橋下徹氏に言及した上で、維新についてナチス・ドイツの「ヒットラーを思い起こす」と投稿したことを「とんでもない発言だ」と非難した。菅氏の投稿をめぐっては、維新代表の松井一郎大阪市長がすでにツイッターを通じて抗議している。

吉村氏は府庁で記者団に「ヒトラーに例えるのはあり得ない。どういう人権感覚を持っているのか。これが許されるなら、何でもありになる」と強く批判。首相経験者であり、立民の最高顧問を務める菅氏について「責任ある立場で、発言は重い」として、立民に正式な謝罪を求めた。

菅氏は21日、ツイッターで「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的」と評した上で、維新について「弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」とつづった。

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