只見線復活追った映画完成 住民の奮闘、福島で試写会

映画「霧幻鉄道」の撮影風景(映画只見線製作委員会提供)
映画「霧幻鉄道」の撮影風景(映画只見線製作委員会提供)

平成23年7月の新潟・福島豪雨で壊滅的な被害を受け、一部区間で不通が続くJR只見線を描いたドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」が完成し、福島県会津若松市で22日、試写会が開かれた。福島と新潟の山あいを走る同線は車窓の絶景で知られ、存続を願い奮闘する地元住民に焦点を当てた。

映画では、只見線の写真を20年以上インターネットで発信してきた郷土写真家の星賢孝さん(73)を中心に、存続の危機にひんした「地域の宝」を守ろうとする人々を記録した。

鉄橋が流され不通が続く会津川口―只見間では一時、バスへの転換案が浮上。JR東日本側の負担軽減のため、福島県が線路などを保有し、JR東が運行を担う「上下分離方式」を導入することで29年に存続が決定。今年秋の再開を見込んでいる。

上映後にあいさつした安孫子亘監督は「映画では只見線復活を陰で応援してきた人を紹介した。こうした人たちに注目してほしい」と話した。

映画は2月以降、順次公開される。

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