原坂一郎の子育て相談

何事もルーズな小5の息子

子育て相談(児童
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小学5年生の息子のルーズな性格が気になる母です。まず、何度言っても学校の用意を前日にしません。給食で使ったものも自分から出さず、言われてやっと出すので、それだけを洗わされる私は大変です。普段からルーズで忘れ物も多く、すべて私が用意した方が早いと思うこともあります。が、「自分でやるべきだ」と思うと、口うるさく言うことしかできません。どうしたらいいでしょうか。

息子さんが改まらない理由のひとつは、それで困ったことが起こらないからでしょう。一度、すべて放っておいて、するとどんなことが起こるか、経験させましょう。

たとえば給食で使ったものをかばんから出さずに放っておくと、翌日もそれを使うことになり、自分が困るはずです。忘れ物をしたときも困ることが必ず何か起こります。それをどんどん経験させるのです。母親というのは、子供が困らないようにという優しさで、怒ったりやってあげたりすることが多いもの。一度心を鬼にして放っておきましょう。

ただし、困った経験をさせたあとは「それみろ!」と言うのではなく、逆に優しい言葉をかけてやってください。「大変だったね。だから今度からはね…」と。きっと今よりは聞く耳をもちますよ。

あなたの一番の気がかり「明日の学校の準備」と「給食で使ったものを出す」の2つは、帰宅後一番にする! というのを、義務にしてしまうのはいかがでしょう。子供は習慣にさえなると、言われなくてもやるようになります。

私の保育士時代、花の水やりを子供たちの日課にすると、雨の日でも傘をさして水やりに行こうとする子供がいました。習慣になると体が勝手に動くようです。とにかく怒るだけでは直らないので、少しずつよくなる、を目標に頑張ってみてください。(こどもコンサルタント)

はらさか・いちろう 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。

<メール>life@sankei.co.jp


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