北海道、蔓延防止を国に要請 鈴木知事「決定待たず対策徹底を」

コロナの新規感染者急増を受けて「国に蔓延防止等重点措置を要請した」と発表する鈴木知事=21日午後6時9分、北海道庁(坂本隆浩撮影)
コロナの新規感染者急増を受けて「国に蔓延防止等重点措置を要請した」と発表する鈴木知事=21日午後6時9分、北海道庁(坂本隆浩撮影)

北海道の鈴木直道知事は21日、新型コロナウイルスの新規感染者が道内で急増していることを受け、同日付で対策レベルを現在の「1」から「2」に格上げし、国に蔓延(まんえん)防止等重点措置を正式に要請したことを明らかにした。週明けにも適用される見通し。鈴木知事は道民に「重点措置の決定を待たずに感染防止活動を徹底してほしい」と呼びかけている。

道によると、措置区域は全道域。これまで呼びかけていた「不要不急の外出・移動の自粛」を見直し、「混雑や感染リスクが高い場所への外出・移動を控える」よう求めている。

飲食店に対しては営業時間の短縮と1グループあたり最大4人以内とするよう要請する。感染防止対策の認証を取得している場合、▽午後9時までの営業時間で酒類提供は午後8時まで▽午後8時までの営業時間で酒類提供なし―のどちらかを選択できるようにした。認証未取得の店舗は営業時間を午後8時までとし、酒類は終日提供しないよう求めている。

鈴木知事は新規感染者の急増で、北海道では週末から来週はじめにかけて病床使用率が20%を超える可能性が高いと説明。この状態が続いた場合「医療の逼迫(ひっぱく)や社会機能の維持に影響が生じる恐れがあり、重要な局面を迎えている」と述べ、道民に感染防止対策を徹底するよう呼びかけた。

北海道などによると、道内の21日の新規感染者数は1644人で、3日連続で過去最多を更新した。死者はいない。

内訳は▽札幌市902人▽函館市53人▽小樽市51人▽旭川市45人▽石狩地方222人▽胆振(いぶり)地方70人▽十勝地方63人▽釧路地方39人▽オホーツク地方37人▽空知(そらち)地方33人▽根室地方24人▽渡島地方19人▽後志(しりべし)地方16人▽上川地方12人▽宗谷地方7人▽留萌地方6人▽桧山地方6人▽日高地方4人―などとなっている。

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