立憲民主党の泉健太代表は21日の記者会見で、中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難するための国会決議をめぐり、自民党の茂木敏充幹事長の姿勢を疑問視した。
茂木氏は昨年の臨時国会での決議の採択見送りをめぐり、「(自民、公明両党以外でも)手続きが進んでいない。執行部まで上がっていない」などと説明していた。泉氏は21日の記者会見で「茂木氏はどの党のことを繰り返し言っているのか。立民は昨年6月に手続きを終えている。どの党が手続きを終えていないから自民もできなかったような話をしているのは、はなはだ疑問だ」と述べた。
自公による決議の修正案については「各党が合意すれば、基本的には問題ない」と述べ、早期採択に前向きな姿勢を示した。