日仏2プラス2 インド太平洋での協力確認

オンラインで行われた日仏外務・防衛閣僚会合に臨むフランスのルドリアン外相(左上)、パルリ国防相(右上)、岸信夫防衛相(右下)、林芳正外相=20日午後9時37分、外務省(代表撮影)
オンラインで行われた日仏外務・防衛閣僚会合に臨むフランスのルドリアン外相(左上)、パルリ国防相(右上)、岸信夫防衛相(右下)、林芳正外相=20日午後9時37分、外務省(代表撮影)

日本、フランス両政府は20日夜、外務・防衛閣僚会議(2プラス2)をオンラインで開催した。日本側は林芳正外相と岸信夫防衛相、フランスはルドリアン外相とパルリ国防相が出席。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた具体的協力の強化について一致する。中国の海洋進出を念頭に、一方的な現状変更の試みに反対する考えを改めて発信し、北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で連携する方針も確認する。

林氏は会合の冒頭で「わが国と基本的価値と戦略的利益を共有する特別なパートナーであるフランスが、欧州のインド太平洋の関与強化を主導していることを心強く思う」と述べた。ルドリアン氏は「実働的な協力や防衛装備、宇宙やサイバーセキュリティーなどの分野での交流、対話を進化させたい」と語った。

フランスは太平洋にニューカレドニアや仏領ポリネシアなど海外領土を抱え仏軍も常駐させており、中国の海洋進出や、太平洋島嶼(とうしょ)国への影響力を拡大する動きに警戒を強めている。2018年には独自のインド太平洋戦略を策定。今年は2月末にも欧州連合(EU)議長国として、EU諸国やインド太平洋地域の各国を招いた閣僚級会合をパリで開催する計画もある。

日仏の安全保障協力も進展している。昨年5月には九州で陸上自衛隊、仏陸軍、米海兵隊による離島奪還を想定した初の共同訓練を行った。政府は仏軍とのさらなる連携強化も念頭に、来年度、仏軍が常駐するニューカレドニアの中心都市ヌーメアに領事事務所を新設する予定だ。2プラス2でも共同訓練を含め、さらなる協力について意見交換する。

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