元警部補ら贈賄罪認める 遺体搬送巡り1年6月求刑

横浜地方裁判所
横浜地方裁判所

神奈川県警が検視で取り扱った遺体の搬送をめぐり、遺族を葬祭会社に紹介させ、その見返りとして警察官に現金などを提供したとして、贈賄罪に問われた元宮前署警部補の河合博貴被告(65)と、妻で葬祭会社の実質的経営者、恵子被告(60)の初公判が20日、横浜地裁(青沼潔裁判官)であり、2人は起訴内容を認めた。

検察側は2人にそれぞれ懲役1年6月を求刑し、即日結審。判決は2月15日に言い渡される。

起訴状などによると、2人は共謀のうえ、平成31年3月10日ごろから令和2年1月30日ごろまでの間、検視が必要な遺体の遺族を、恵子被告の葬祭会社「林間葬祭」(同県大和市)に優先的に紹介するよう、元大和署警部補で刑事1課強行犯係だった加藤聖被告(48)=受託収賄罪で起訴=に依頼。その謝礼として13回にわたって現金計127万円と商品券137枚(計68万5千円相当)を供与したとしている。

同県警監察官室はこの事件を受け、昨年11月17日、河合、加藤両被告を懲戒免職処分にしたと発表。同時に、同県警では長年にわたって、検視が行われる遺体の搬送を民間の葬祭会社に依頼してきた実態があったことも明かしていた。

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