米通信大手が5G開始延期 空港周辺運航混乱恐れで

米シカゴのオヘア国際空港を離陸する航空機=18日(ゲッティ=共同)
米シカゴのオヘア国際空港を離陸する航空機=18日(ゲッティ=共同)

米通信大手のAT&Tとベライゾンは18日、それぞれ米国の空港周辺で19日から開始予定だった携帯電話の第5世代(5G)移動通信システムのサービスを一部延期すると明らかにした。航空機の電波高度計などの運航システムに支障が出る恐れがあり、米航空業界が大規模な混乱を招くと訴えていた。

両社ともサービス見合わせは「米連邦航空局(FAA)や航空業界と協議する中で自ら決めた」と説明し、新たな開始時期への言及は避けた。バイデン大統領は、サービス開始の一部延期で「旅客や貨物の輸送、わが国の経済回復に対して壊滅的な打撃を与える可能性を回避できる」と歓迎する声明を出した。「5Gの展開と航空の安全性を共存させるために無線通信事業者や航空会社、機器メーカーと連携を続けている」とも強調した。

アメリカン航空など米航空会社はブティジェッジ米運輸長官らに送った17日付の書簡で、欠航や遅延によって1日で1100便以上に影響が出る恐れがあると警告。全日本空輸と日本航空は18日、羽田と成田空港を発着する米国便の一部欠航を明らかにしていた。(共同)

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