露イランが首脳会談 ライシ師「長期的関係を望む」

19日、モスクワで会談するロシアのプーチン大統領(左端)とイランのライシ大統領(右端)(タス=共同)
19日、モスクワで会談するロシアのプーチン大統領(左端)とイランのライシ大統領(右端)(タス=共同)

【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は19日、モスクワでイランのライシ大統領と会談した。反米保守強硬派のライシ政権との関係を強化し、中国などと共闘する反米陣営の結束を高める狙いだ。ライシ師も、2015年のイラン核合意の修復をめぐる米国との間接協議が停滞する中、ロシアの支持を得て対米交渉を有利に運ぶ思惑だとみられる。ライシ師の訪露は昨年8月の大統領就任後、初めて。

会談の冒頭でプーチン氏は「核合意に関するあなたの見解を聞くのは重要だ」と会談の意義を強調。ライシ師は「戦略的で長期的な両国関係を望む」とした。

核合意の修復では、イランは米国に無条件の合意復帰と全制裁の解除を要求。米国はイランに核関連活動を合意の枠内に戻すよう求め、見解が対立している。合意当事国の中露はイランの主張を支持してきた。

一方、露国防省は18日、露艦隊がイランに到着し、中国を含む3カ国軍の合同演習を実施すると発表。中露主導の上海協力機構(SCO)も昨年9月、イランを正式加盟国とする手続きの開始を決定するなど、ライシ政権発足後、3カ国の共闘姿勢が目立っている。

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