宇治・平等院に広がる平山郁夫の世界

平山郁夫が描いた「鳳凰堂(宇治平等院)大下図」=宇治市
平山郁夫が描いた「鳳凰堂(宇治平等院)大下図」=宇治市

シルクロードや仏教を主題とした作品で知られる日本画家、平山郁夫(1930~2009年)が、世界遺産・平等院(京都府宇治市)を描いた作品が、境内にある平等院ミュージアム鳳翔館で展示されている。開館20周年を記念して企画され、訪れた人たちは、美しい筆致で描かれたさまざまな平等院の姿に見入っている。2月9日まで。

平山は日本画壇を代表する画家で、平成10年には文化勲章を受章。平等院にも何度も足を運び、黙々と作品を描き続けていたという。

会場には、暗闇に浮かぶ金色の阿弥陀如来坐像や鳳凰(ほうおう)堂を描いた「浄土幻想 宇治平等院(平成17年、縦112センチ、横162センチ)」や、月明かりに照らされた鳳凰堂を描いた下書き「鳳凰堂(宇治平等院)大下図(平成元年、縦約183センチ、横364センチ)」など計7点が並ぶ。

学芸員の田中正流さん(48)は「展示品を見て、作品を作り上げるまでの過程や平山の気持ちを感じとってほしい」と話している。

午前9時~午後5時で、平等院の拝観料が必要。会期中は無休。問い合わせは平等院(0774・21・2861)。

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