京都知事「大阪の判断」が重要、蔓防要請の際には

京都府庁=京都市上京区
京都府庁=京都市上京区

新型コロナウイルスのオミクロン株の急速な感染拡大で、政府に蔓延(まんえん)防止等重点措置適用を要請する場合には、大阪府、兵庫県と足並みをそろえることを決めた京都府の西脇隆俊知事は19日、3府県知事のオンライン会談後に記者団の取材に応じ、「経済でも生活でも、3府県は一体で都市圏を形成している。行動制限をかける場合も足並みをそろえたほうが効果的で、より的確な措置がとれる」と連携の重要性を強調した。

西脇知事は京都府内の感染者数が急拡大する一方、重症患者は少数とし、府としては重点措置を要請する段階ではないとの認識を示した。ただ、経済活動や人の流れは、京都府と兵庫県の間に位置する大阪府が最も活発であるとし、「大阪府の判断が(要請決定の)大きな材料になる」と重要性を指摘した。

「重点措置」が適用された場合の飲食店などへの営業時間短縮といった具体的な措置の内容については「大阪、兵庫、京都がそれぞれの状況を踏まえて判断するべきではあるが、できるだけ足並みをそろえるほうがいい」と述べた。

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